初夏の生きもの観察
夏が近づいてきて、日中はかなりの暑さが予想されるので、保全活動前にせせらぎ池周辺の散策をしました。




春に比べると少なくはなりましたが、まだ様々な花が咲いています。この時期、よく見かけるのはヒメジョオン(姫女苑)。

春に咲くハルジオン(春紫苑)とそっくりで、花では見分けがつきません。葉の付き方(ハルジオンは葉が茎を抱き、ヒメジョオンは抱かない)という違いもありますが、微妙な葉の付き方をしている個体もあるので、それだけでは見分けられないこともしばしば。一番わかりやすいのが茎です。ハルジオンは茎の中心に穴が空いていて、ヒメジョオンは中が詰まっています。なのでハルジオンの茎をつまむとペコッと凹む感覚がありますが、ヒメジョオンは固い。茎をつまんでもわからなければ折ってみれば一目瞭然です。
今の時期、咲いているのはほとんどがヒメジョオンですが、たまにハルジオンも混ざっているので、どちらか確認しながら眺めているとちょっと楽しい。


アメリカフウロは花も可愛らしいですが、実から種になる際の変化の仕方が面白いですね。
さて、植物観察の際、マクロ撮影をすると普段見ているのとは違った世界が広がっていて興味深いです。




チョウも沢山飛んでいました。


ナヨクサフジの実にアブラムシがいました。

調べてみるとエンドウヒゲナガアブラムシでした。普通のアブラムシはちょっと苦手ですが、これはなんか可愛い!
暑さが厳しくなると外に出るのが億劫になってきますが、その時期にしか見られない生きものがあるので、暑さ対策をしながら今夏も乗り切りたいです。
投稿者:アキコ