
7月27日(日)に二ヶ領せせらぎ館にて「多摩川の植物観察とこすりぞめ教室」が開催されました。
夏の暑い日でしたが、朝9時から11時までの2時間、植物の魅力に触れながら楽しく学ぶ貴重な体験となりました。
講師は、365日野草生活®のんさん(Twitter:@365nitiyasou)
のんさんのガイドで、まずは二ヶ領せせらぎ館周辺で草花を採取。
野草の魅力を発信するのんさんの豊富な知識と情熱に引き込まれます。
普段何気なく通り過ぎる道端に、こんなにも多様な植物があることに驚きます。
初めて名前を知った草花も多く「この葉の形、面白い!」といった声があがります。
その後、館内の会議室で「こすり染め」を体験。
採取した草花を画用紙やハンカチにこすりつけて色をつける作業は、シンプルながら奥深く、植物ごとに異なる色や模様が生まれます。
たとえば、クズは柔らかな黄緑色、ヤブガラシは赤緑色と、草花の個性が色となって現れます。
子どもたちも目を輝かせながら草花を観察し、こすり染めに夢中になっていました。
完成した作品を見せ合う時間も楽しく、「この色、きれい!」「どんな草を使ったの?」と会話が弾みました。
定員10名の少人数制だったため、みなさんとじっくり交流できたのも良かったです。
保護者同伴の子どもたちは、自由に質問したり、草花の名前を教えてもらったりして、生き生きと楽しんでいました。
この教室を通じて、身近な草花一つひとつが個性的で、自然の中で重要な役割を果たしていることを学びました。普段見過ごしがちな植物に愛着が湧き、多摩川の豊かな自然を体感できる素晴らしい機会となりました。
主催:NPO法人多摩川エコミュージアム。
東急財団の助成を受けて行われたこのイベントは、多摩川流域の生物多様性保全と環境学習を目的としたものです。
次回の植物観察とこすりぞめ教室は10月25日(土)10:00~12:00予定です。
詳細はこちら









